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生まれ変わりと巡り合って

飼っていたアメリカンコッカースパニエルを交通事故で喪い、若いご夫婦が葬儀にお見えになった時のことです。火葬炉の前で最後のお別れをした直後、ずっと泣きじゃくっていた奥さんが、過呼吸になって倒れてしまいました。

収骨までの小一時間、横になって休んでいただきながら、ご主人に経緯をうかがったところ、東京から引っ越してきて、新居で運送屋さんが荷物を下ろしている最中に、奥さんがちょっと目を離したすきに愛犬が道に飛び出して、車にはねられたのでした。1歳になる少し前だったそうです。
ぶつかった車の持ち主に最寄りの動物病院まで運んでもらいましたが、車中でずっと「あんたが目を離したからだ」となじられ続けました。責任を免れたいがための心ない言葉にもさいなまれ、奥さんはひたすら「私のせいだ」と自分を責めていたといいます。

実は以前にも同じ犬種の子を飼っていて、1歳になる前に病気で亡くなっていました。奥さんにしてみれば、2代続けて誕生日を迎えさせてあげられず、「私と一緒にいたら長生きできないのかしら」となおさら責任を感じていたに違いありません。

ようやく体調が回復してきた奥さんに、私は慰めの言葉をかけました。
「自分を責めないでください。ワンちゃんは決して恨んでなんかいませんよ」
動物は人間みたいに「こうしてほしかった」「あんたのせいだ」などと恨むことはないと、ペットの専門家が指摘していることもお伝えし、「ほったらかされている犬もたくさんいるのに、ちゃんとかわいがってもらい、葬儀までしてもらって、ワンちゃんは感謝しながら天国に旅立ったはず。きっとまたすぐに、いい子に巡り合えますよ」と励ましました。

収骨も終わり、引き上げようとするご夫婦に、私は近くのペットショップに立ち寄ってみるようにお勧めしました。
「亡くなったばかりで不謹慎に思われるかもしれません。良いのか悪いのかも分かりませんが、ひょっとしたらいい子が見つかるかもしれませんよ」

1カ月半ほどたち、四十九日法要にご夫婦がお見えになりました。お2人ともなんだかソワソワしています。話を聞いてみると、私が勧めたとおり、葬儀の帰りにペットショップに立ち寄ってみたところ、「ちょうど妊娠中のアメリカンコッカースパニエルがいるから、生まれたら電話してあげる」といわれたのだそうです。
「そうしたら、けさ5匹生まれたと電話があって、帰りに見にいくことになってるんです」
ご主人の言葉が弾んでいました。ご夫婦は納骨堂を借りると、亡くなった2匹の遺骨と写真を飾って、帰っていかれました。

それからしばらく音沙汰がなかったのですが、10カ月ほどして、ご夫婦で愛らしい2匹のアメリカンコッカースパニエルを連れてお参りに寄られました。犬の顔を見て仰天しました。
「この子ら、納骨堂に入っている子たちとそっくりじゃないですか!」
お2人はニコニコしながら、「そうなんです!」と声をそろえました。
「電話をくれた店に行って、前の子らと同じオスを2匹買ったんですよ」
「こんなにそっくりに育って、私たち、絶対、生まれ変わりだと思ってるんです」

仏教では死後四十九日目は満中陰ともいって、霊があちらの世界に旅立つとされています。その日に生まれた子だから、お2人がそう信じても不思議はありません。まるで作り話みたいな運命的な出会いに、私も心が浮き立ちました。何より奥さんがすっかり立ち直っていたことがうれしくて、半べそのような笑顔になってしまいました。

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