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「おくりびと」は「いやしびと」

人の葬儀でご遺族が人前で涙している姿はあまり見かけません。悲しいに違いないはずですが、体面もありますので、「しっかりしなくては」「つつがなく葬儀を終えなくては」といった緊張感が勝っているからでしょうか。
あるいは、不謹慎な言い方かもしれませんが、故人が長く寝たきりだったり、認知症を患っていた高齢者だったりすると、本音の部分で少しホッとされているご遺族もいないとは限りませんし、例えば嫁と姑のように微妙な関係だったご遺族もおられるかもしれません。いずれにしても、単純に嘆き悲しんでいるだけでは済まない、人間ならではの事情や心模様があるような気がします。

ところが、ペットの葬儀の場合は、ご遺族は一様に悲しみに打ちひしがれ、見ているのがつらくなるほど泣いておられます。お子さんや女性はいうまでもなく、普段は厳格そうなお父さんも傍目もはばからず涙を流していらっしゃいます。
ひたすらかわいがり、けんかしたり、恨んだりすることもない、純粋な愛情の対象だったからに違いありません。人間の葬儀とは違い周りの視線がほとんどありませんので、感情を抑える必要もありません。

ペット葬儀のもう一つの特徴は、多くのご遺族が亡骸を前に「長い間ありがとう」と感謝をされることです。また、病気で亡くなった場合は、必ずといってよいほど「もっと早く気づいてあげればよかった」「早く病院に連れていけばよかった」と悔やまれます。
犬や猫は「痛い」「苦しい」「助けて」などと口に出して訴えることはありません。だから、病気になっていても飼い主が気づきにくいのは仕方ないでしょう。それでも皆さんが自分を責めるのは、いかにペットを愛していらっしゃったかの証しにほかなりません。つらさを訴えないまま逝ってしまったからこそ、余計に愛おしく、申し訳なさや自責の念が募るのです。

犬や猫の火葬時間はおおよそ1時間前後です。ご遺族には収骨の時間まで館内でお待ちいただくわけですが、「そっとしておいてオーラ」を出されている方は別にして、私たちはこの間にできるだけお声がけをさせていただくようにしています。ペットの生前の様子や、亡くなった経緯などをお聞きすることで、少しでも悲しみがいえることを願っているからです。

誰かに話を聞いてもらうだけで、少しは気が晴れたという経験はどなたもしているはずです。だから私たちも、ご遺族の話にできる限り耳を傾け、「ああ、そうだったんですね」と共感しながら、その心情に寄り添いたいと思っているのです。

ただ、ペットの死に責任を強く感じていらっしゃる方はペットロス症候群に陥りがちですので、「ペットたちは決して恨んでいない。逆に感謝しているはず」とお伝えするようにもしています。
少しお話されるだけで、笑みがこぼれるようになる方もいらっしゃいますし、後悔の念を延々と話される方もいらっしゃいます。もちろん、私たちがどんなに慰めても、打ちひしがれたままの方もいないわけではありません。それでも私たちのご遺族に寄り添い続けたいという気持ちが萎えることはありません。
「ちょっと気が楽になった」「少し安心した」とおっしゃっていただけると、こちらも安心します。「ありがとう」の言葉をいただけるだけでも、何かしらお役に立てたようなうれしさを感じます。

私たちはペットの「おくりびと」であると同時に、ご遺族の「いやしびと」でもあるのだと心得ています。これもまた人の葬儀とはずいぶん違っている点ですね。

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ピースリーは、大切なペットのお骨を緑豊かな敷地で、明るく温かな陽の光が注ぐ、清らかな空気にあふれた土地へ手厚く納骨するお仕事をさせていただいております。お骨の置き場に困っている、近くにペット霊園がない、お庭がない、親族のペットのお骨があるなど、様々な方にご利用頂いています。