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治療しても、しなくても…

年老いた愛猫を病気で亡くした奥さんが葬儀にこられ、すごく自分を責めていらっしゃいました。
「昨日のうちに病院に連れていってやればよかった。気づくのが遅かったばっかりに…」
ほぼ老衰死だから決してご本人に非があるわけではないのに、ペットの死に対して呵責を感じずにはおれない典型的なケースです。私はそんなご遺族には獣医さんから聞いた話をするようにしています。

病気の種類にもよりますが、高齢の犬や猫は病状が徐々に進行していっても症状が分かりにくく、飼い主が気づくころは、もう手をつけられない状態になっている例が多いというのです。自分の死期を悟ると、食事をしなくなったり、水を飲まなくなったりして、ひそかに死に向けた準備を始めるとも聞きました。
もしペットがそんな様子を見せるようになったら、いくら治療しても手遅れだから、むしろ手をかけないで、そっと見守ってあげる方が、ペットも安らかに死を迎えることができるというのです。
「だから、もしお母さんが昨日、病院に連れていったとしても、結果は変わらなかったかもしれませんよ」
そう申し上げても、奥さんは「やっぱり私が悪かったのよ」と悔やみ続けました。そこで、あるご遺族のこんなエピソードをお話ししました。

愛犬の病気に気づいて慌てて動物病院に連れていったところ、医師から「重病なので入院させてください」といわれました。犬の顔を見たら、「置いていかないで。連れて帰って」と必死に訴えているように見えました。
ずいぶん迷ったのですが、命を助けたい思いの方が勝り、心を鬼にして医師の勧めに従って入院させることにしました。たまたま金曜日だったので、「月曜日に迎えにくるから、お泊まりしなさいね。先生がちゃんと面倒みてくれるからね」と抱きしめ、後ろ髪を引かれながら犬を置いて帰ったのでした。
ところが、その晩遅く病院から電話があり、病状が急変して、亡くなってしまったというのです。
「やっぱり連れて帰ってあげればよかった。看取ってやれず、どんなに寂しい思いをしながら死んでいったのかと思うと、つらくて、つらくて…」
そんなふうに自分を責める方もいらっしゃるのです。たくさん猫を飼っていて、これまでに何匹も病気で亡くされた

お客様も、こうおっしゃっていました。
「多くの子に延命治療を受けさせたけれど、結局は苦しみを長引かせただけだったと気づきました。もう延命治療はやめて、緩和治療だけにすることにしたんです」
長年にわたって多くの猫を飼ってきた方ならではの見識だと思います。

「どんな亡くなり方をしても、ペットが飼い主を恨むことはありませんよ」
火葬が終わるまでの長い会話の最後に、私は奥さんに慰めの言葉をかけました。自責の念にかられているご遺族には必ずそうお伝えするようにしているのです。本当に気が晴れたのかどうかは分かりませんが、収骨の時、奥さんは「天寿を全うできて良かったね」と呼びかけながら、遺骨を拾われていました。

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